これからMetaの広告テストを繰り返していきながら、より良い広告は何なのか?を探っていくことになります。
テストを繰り返す中で良い広告ができたらその広告に予算を追加していく、、という流れですね。
ですので、まずは少額(2,000〜5,000円/日)でテストを実施し、良い広告を探っていきましょう。
そして、このページでは、広告テストの種類についてお伝えしていきます。
広告テストには大きく分けて以下の6種類があります。
1:コンセプト
2:オーディエンス
3:広告クリエイティブ
4:メインテキスト/見出し
5:ランディングページ
6:配信先
それぞれ順番に解説していきますね。
1:コンセプト
こちらはユーザーに対してオファーするプレゼントや無料講義のコンセプトになります。
たとえば、以下のLPの場合であれば、
・LPのURL:https://www.remslila.co.jp/present/
・オファー:電子書籍プレゼント
・コンセプト:各書籍のタイトル「超実践!起業の7ステップ」「事例とストーリーでわかる最速起業」「1億円の壁を越えるビジネス思考」
こういったものです。
極論、この電子書籍のいずれもがターゲットの興味を惹くものではなかった場合、どんなに広告クリエイティブやランディングページをテストしても上手くはいきません。
根本であるオファー、及びコンセプトがズレてしまっているためです。
ですので、しっかりと基礎をおさえた上で広告テストを繰り返しているのに、何をどうやっても上手くいかない場合はそもそものコンセプトを変えることを考えなければいけません。
もちろん、このコンセプトというものはリサーチした結果として作るものなので、ある程度はターゲットの反応が取れる見込みのあるものだとは思います。
ですが、実際には広告に出すなどして市場に出してみないことにはわからないため、広告を出した後からでもコンセプトを見直す必要が出てくる可能性もあります。
2:オーディエンス
「オーディエンス」とは、簡単に言えば、「誰に広告を出すのか?」ということになります。
Metaの特徴として、このオーディエンスには様々な特徴があり、それらを細かくテストしていくことが可能です。
たとえば、以下が実際のMeta広告出稿の管理画面ですが、
こちらをご覧いただいてもわかる通り、
・地域
・年齢
・性別
・詳細ターゲット設定(興味・関心)
といった細かい設定をすることができます。
特に「詳細ターゲット設定(興味・関心)」が重要で、あなたのビジネスに興味がある人へピンポイントで広告を出すことができます。
ただ、ここは希望しているキーワードがMeta内に存在しない可能性もあるため、そのときは少しズラしたワードを入れるようにしてください。
たとえば、「副業」というキーワードはないので、副業に興味がある人に近いと思われる「起業」というキーワードを入れる、、などです。
また、他にも類似オーディエンスというものの設定が可能です。
こちらは「あるデータに類似した人をオーディエンスに設定する」といったことが可能なのですが、たとえば、
・メルマガ読者のデータをもとに、メルマガ読者の類似オーディエンスを作成
・商品購入者のデータをもとに、購入者の類似オーディエンスを作成
※いずれもメールアドレスがあればMeta上で設定ができます
といったことができます。
すでにメルマガ登録している、あるいは商品を購入している人の読者になるため、かなり見込み客としては反応が良い読者へと広告を出すことができますので、こういったオーディエンスは積極的に活用していきたいですね。
ただ、最初はメルマガ読者や購入者といった方は存在しないと思いますので、まずは「詳細ターゲット設定(興味・関心)」にキーワードを入れて広告出稿を始めてみましょう。
3:広告クリエイティブ
実際に広告に出稿する画像や動画のテストのことを指します。
具体的には以下の画像の枠で囲ってある箇所です↓
(ヘッダー画像をそのまま入れるのが、最も簡易的な広告クリエイティブの作り方です)
この広告例では画像を設定していますが、ここには動画を設定することも可能です。
一般的に広告テストと言われるものは、この広告クリエイティブを指して言われることが多いです。
なぜなら、広告結果に最も影響を及ぼすのがこの広告クリエイティブだからです。
もちろん根本的なところを言えば、1:でお伝えしたコンセプトが最も重要なのですが、ある程度ターゲットの興味を惹けるオファーとコンセプトを打ち出せている前提であれば、この広告クリエイティブが最も広告結果に影響を及ぼします。
ですので、より良い反応が取れる広告クリエイティブをテストしていきましょう。
この広告クリエイティブについては、いわゆる「センス」と呼ばれるものが重要になってきます。
ですが、どんなに天才であったとしても最初からセンスがあるということはあり得ません。
センスというのは少しずつ磨いていくものです。
そして、センスを磨くためにはたくさんの広告を見て、あなたの頭の中にデータを溜めていく以外に方法はありません。
ですので、実際にFacebookやInstagramを見て、良さそうな広告をどんどんストックしていき、あなたの広告に生かすようにしてください。
最初はどういった広告が良いのかもピンと来ないと思いますが、テストを繰り返していくうちに反応が良い広告がわかっていますので、感覚的に「この広告が良さそう」「この広告はダメそう」といったことがわかるようになってきます。
あなたの頭の中にどんどんデータを貯めていくためにも、ここはとにかく数を見ていかなければならないところです。
頑張っていきましょうね。
4:メインテキスト/見出し
Meta広告を出稿する際の以下の箇所のことを指します↓
ここは出稿と同時に複数個設定ができますので、テストをするために2〜3個ほど入れて出稿するようにしてください↓
ここはかなり細かいテストから、大きなコンセプトのテストまでやることが可能です。
(上記スクリーンショットでは細かいコピーのテストをしています)
たとえば、
・起業に役立つ電子書籍 無料プレゼント中!
・【無料】起業に役立つ電子書籍 プレゼント中!
といった【無料】の位置を変えるだけで、獲得単価が下がることもあるのでこういった細かいテストもやった方が良いです。
また、大きなテストでいれば、見出しのところでコンセプトテストも可能です。
たとえば、以下の例であれば、
・LPのURL:https://www.remslila.co.jp/present/
・オファー:電子書籍プレゼント
・コンセプト:各書籍のタイトル「超実践!起業の7ステップ」「事例とストーリーでわかる最速起業」「1億円の壁を越えるビジネス思考」
見出しの部分を各書籍タイトルにして、どれが最も反応が良いのか?をテストすることができます。
つまり、わざわざランディングページなどを新しく用意せずとも見出しの文章を変えるだけで、まったく切り口が違うコンセプトをいくつも同時にテストできるということです。
以下のようなイメージですね↓
(見出しは異なるコンセプトを入れているが、ランディングページのURLは同じ)
こうすることでコンセプトテストも同時並行で実施することが可能になります。
ただ、まずはコンセプトテストではなく、オーソドックスに最初に決めたコンセプトでの獲得単価をできるだけ下げるための細かいテストをやっていくのが良いと思います。
5:ランディングページ
こちらはデザイン的なことを除けば、ほぼオファー、及びコンセプトのテストと同じです。
オファー、及びコンセプトを記載するのがランディングページだからですね。
なので、ここでお伝えするのはデザイン的なことになるのですが、何よりも絶対に意識してもらいたいのが、
・スマホファーストという考え方
です。
つまり、スマホから見た時の見え方を第一優先事項として考え、ランディングページを作ったら絶対にスマホから確認するようにしてください。
今は8〜9割の人がスマホからオンラインを視聴しているため、スマホから見た時のバランスが崩れていたらそれは致命的なミスになりかねないからです。
6:配信先
最後6つ目の「配信先」についてですが、こちらはMeta広告出稿時に選べる広告の出稿先になります。
以下のように設定が可能です↓
基本的には上記のスクリーンショットのように「手動配置」で各プラットフォームを選択する必要はありません。
「手動配置」の上にある「Advantage+ 配置(推奨)」を選択しておけば問題ありません。
MetaのAIは優秀なので、より広告単価を下げられる箇所へ広告を自動で配信してくれるためです。
ただ、たとえば、Instagramへの広告配信が多くて、ステップメール/ステップLINEでのセールスの商品成約率が低いといったことが起こることもあります。
こういった場合は、Instagramへの配信をやめてそれ以外に出稿してみると、商品成約率が高くなるといった現象が見られることもあります(多くの場合、Instagramの配信をなくせば広告の読者獲得単価は上がります)。
この原因は定かではありませんが、Instagramユーザーに「商品を購入しない層」が多いとも言われています。
とは言え、Instagramでも高い成約率が出ている商品もあるので、ここは実際にやってみないことには何とも言えません。
ですので、まずは「Advantage+ 配置(推奨)」を選択して広告を出稿してみてください。
以上の6つが広告テストの概要です。
そして、最後に1つだけ大事なことをお伝えさせてください。
それは、広告テストをする際は「1つずつテストをすることが大切」だということです。
なぜなら、何が原因で良くなった、あるいは悪くなったというのがわからなくなってしまうためです。
たとえば、「広告クリエイティブ」と「メインテキスト/見出し」を同時に変えてテストするなどはNGだということです。
「広告クリエイティブ」を新たに入れてテストするのであれば、それ以外の部分は何も変えずにテストをするようにしてください。
こうすることによって「今回の広告クリエイティブテストで広告が良くなった、あるいは悪くなった」の判断ができるためです。
これが「広告クリエイティブ」を新たに入れて、さらに「メインテキスト/見出し」も新たに追加し、また「ランディングページも」変えた、、となった場合、このうちのどれが原因で良くなった、あるいは悪くなったというのがわかりません。
それではテストをする意味がありませんので、1つずつテストするようにしてくださいね。